ライバルと差をつけられるOB訪問の魅力とは?【絶対に経験する価値あり】

就活準備2019年12月18日

こんにちは、企業研究職のくりぷとバイオ(@cryptobiotech )です。

前回(第5回) は「エントリーシート(ES)」に関してお伝えしましたが、第6回は『OB訪問』に関する内容です!

「OB訪問って何のためにやるの?」「OB訪問をすると得られるメリットは?」

と気になる就活生は、ぜひご一読ください。

 

OB訪問は就活で“必須”ではありませんが、そこで得られる“生の情報”は就活を有利にしてくれます。

当記事では、自分が就活生だった頃に意識していたことはもちろん、“OB訪問を受けている側”からの視点も含んでいます。

それゆえ、就活生のあなたに役立つこと間違いなしです。

ぜひ最後までご覧くださいね。

OB訪問の目的とは?(なぜOB訪問すると良いのか?)

早速ですが、私がOB訪問をおすすめする理由は5つあります。


1. 行きたい企業のリアルな情報を知ることができるから

2. その企業で働く具体的なイメージができるようになるから    

3. 進学か就職かを決める判断材料にもなるから

4. ESや研究概要を評価・添削してもらう良い機会になるから

5. 研究の息抜きになるから(忙しいラボは特に…!!)

順々にご説明しますね。

 

1. 行きたい企業のリアルな情報を知ることができるから

OB訪問は志望企業の『リアルな情報』を得られるので大変おすすめです。

『リアルな情報』とはたとえば、志望企業の以下のような情報を指します。

✔○○職の働き方
✔業務後にどんなことをしているか
✔会社内の雰囲気
✔御社で働いていて感じるメリットデメリット

こういった『リアルな情報』を、あなたの志望企業に在籍する社員から聞くことが可能。

私も当時は、志望企業の社員さんにOB訪問を依頼し、そこで得た情報をESや面接で活用していました。

 

もちろん『OB訪問をしても社員は本音を話してくれないじゃん』と異を唱える声もあるでしょう。

確かに本音で話してくれないのであれば、ネット情報を参考にするのとあまり変わらないのかもしれません。

 

ですが実際にOB訪問するとわかるのですが、社員さんは意外と本音を話してくれます。

たとえば、私はOB訪問で必ず聞いていた質問が2つあります。

「この会社は今後どうなっていくと予想しているか?好調か、不調か?」
「御社の課題をあえて3つ挙げるとしたら何か?」

これらに対して「それは答えたくない」と言った社員さんは、意外にもゼロでした。

皆さん必ずその場でしっかりと悩み、「言いにくい話だ…」と苦笑いし、でも「ここだけの話だけど…」とぶっちゃけ話を聞かせてくれます。

もちろん会社の機密情報を聞くことはできませんが、その「ぶっちゃけ話」は学生にとって極めて有用です。

 

OB訪問はわずかな時間ですが、ネットからでは決して手に入らない『リアルな情報』を得ることができます。

それゆえ、あなたが志望する企業の『リアルな情報』を得るためにも、OB訪問はどんどん活用しましょう。

 

2. その企業で働く具体的なイメージができるようになるから

1.では『企業情報』を聞けることがメリットと説明しました。

それに加えて、OB訪問を経験することで『その企業で働くイメージ』が湧いてきます。

 

たとえばOB訪問をすることによって『研究職は朝○○時に出社して、午前は実験計画、午後は実験&解析』というリアルな話を社員さんから教えてもらえます。

一日だけだとイメージが湧きにくいですが、一週間のスケジュールを聞くと「大体そんな感じか」と納得できます。

 

とはいえ、もしかしたら『社員一人の情報を聞いても何も意味がない』とあなたは思うかもしれません。

確かにその社員が、とても稀有なスケジュールで日々過ごしている可能性は否定できないですよね笑

でもあなたがそう考えるのであれば、以下のような質問をすればいいだけです。

 

✔○○職で、他の社員さんはどのように過ごされてますか?
✔▼▼さんの直属の後輩や上司はどのようなスケジュールですか?
✔「この人、激務だな…」と思う社員はいますか?その人はどう過ごされていますか?

 

『その企業で働くイメージ』は、1つの企業でOB訪問をすればするほど詳細にわかります。

それゆえ『本命』と決めた企業は何回でもOB訪問していいと考えます。

 

3. 進学か就職かを決める判断材料にもなるから

OB訪問は『進学 or 就職に悩む理系学生』にとって貴重な情報収集の場にもなります。

なぜなら企業には『修士卒R&D職』もしくは『博士卒R&D職』の両方がいるから。

特に修士卒R&D職の人と話すと『なぜD進しなかったのか?』を詳細に教えてくれます。

 

仮にあなたが「自分もまさにその理由でD進に悩んでいます…!」と感じたら、ESや面接で同じ内容を採用側に伝えることも可能。

 

あと個人的には、『修士卒R&D職』と『博士卒R&D職』の両方にOB訪問すると、価値観や考え方の違いが聞けて勉強になりますよ。

OB訪問は、1対1でする必要は全くないので、その両者の話を一度に聞いても良いですね。

 

進路に悩む理系学生は、OB訪問を活用すると自分のキャリアデザインにも役立ちます。

 ■ 関連記事:自分が博士進学を諦めて就職を決意した5つの理由【当時の葛藤を暴露】

 

4. ESや研究概要を評価・添削してもらう良い機会になるから

OB訪問は、志望企業の社員さんに『ESや研究概要を直接見てもらうチャンス』でもあります。

実際に私がOB訪問でESを見てもらった際には、

✔この文章は良いね!ウチの人事に響くと思うよ!
✔この表現は○○のように言い直した方が良いのでは?

といったアドバイスを頂くことができ、その企業に最適化された文章に昇華させることができました。

 

もちろん研究室の先輩にESや研究概要を見てもらうことも大変有効です。

ですが、その添削が『あなたの志望企業に対して本当に有効か?』まではわからないですよね。

OB訪問時に添削してもらえれば、『志望企業の社員から見た評価』がわかります。

 

余談ですが、ESや研究概要の質でライバルと差をつけられる人は、OB訪問での添削依頼も抜かりなくこなしている印象があります。

OB訪問は活用したもの勝ちですね。

 

5. 研究の息抜きになるから(忙しいラボは特に…!!)

忙しい研究室限定ですが、OB訪問は『研究の息抜き』になります…!

毎日朝から深夜まで研究をし続けるのは大変で、人によっては体調を崩したりしますよね。

適度に休むのが重要なのは言うまでもないですが、研究室によっては「お前休んでいる暇あるのか?」と言われたりします(実体験)。

 

就活でどうしても休まないといけないとなると、渋々許可を出してくれる先生方もいます。

こういった機会を利用して息抜きしても罰は当たらないかなと。

(許可を出してくれない先生もいますが…)。

 

OB訪問を実際にやってみてもらえるとわかりますが、息抜きになるだけでなく、研究に対するモチベーションがグッと上がります。

研究室によっては『就活で休んだ分の研究は休日に実施すること』とルールが定められている所もあったりしますが、就活は自分の人生にかかわる一大イベント。

それゆえ、『就活のために休日を犠牲に捧げる』のは間違っていないと考えます。

 

OB訪問に必要な心構えとは?(良いOB訪問をするために)

本項では、『OB訪問に必要な心構え』に関して説明します。

企業人から見て「これは意識しておいた方がいい!」ということを7つまとめたので、ぜひ参考にしていただければ幸いです!

 

1. 少なくとも1か月前に依頼する

OB訪問を依頼する際には、時間に余裕を持って依頼しましょう。

企業人は家族を持っている人も多いですし、かつ海外出張など仕事で対応が困難な人もいるからです。

 

たまにOB訪問依頼メールで「来週はどうですか?」と聞いてくる就活生がいますが、これはかなり難しい依頼です..。

 

理想は、企業人にいくつか空いている日程を挙げてもらって、その中で自分の都合がつく日を合わせるのがベスト。

日程を多く挙げてもらうためにも、依頼は最低でも一か月前にはしておきたいところ。

 

2. 身だしなみに留意する

学生の段階で意識する人は少ないかもしれませんが、やはり社会人と会う以上、『身だしなみ』には留意すべきです。

相手が「服装は適当で良いですよ!」と言ってくれたとしても、ビジネスカジュアル程度の身だしなみで臨んだ方が良いですね。

 

こういった基本的な所で「この就活生、大丈夫…?」と思われたら本当にもったいないです。

就活シーズンだけでも身だしなみを整える癖をつけるべし!(私も就活シーズンだけは意識していました…!)

 

3. 遅刻は絶対にしない

遅刻は絶対にしないようにしましょう。

万が一急用で行くことができなくなった場合、それが判明した時点で連絡を入れるべきです。

 

「当日ドタキャンの連絡なんて、相手になんて思われるかわからないから怖い」と思う方もいるかもしれませんが、企業人は早めにキャンセルがわかれば特に何とも思いませんよ。

実際に私も、何度か当日ドタキャン連絡をもらったことがあります。

が、連絡を早い段階でもらえれば「お、じゃあ今日は早く帰って子どもと遊ぼう」とか「空いた時間で論文読むか!」となるだけ。

 

「行けないので連絡する=評価が下がる」はあり得ないですが「行けないので連絡もしない=評価がガクッと下がる」は成り立ちますので注意。

仮にその社員の知り合いが人事部にいたら「あの○○って就活生は、約束を無断でドタキャンする人だよ」と言われても文句は言えません。

行けないことは罪ではないので、誠実に対応しましょう。

 

4. 質問を多くして“聞き役”に徹する

せっかくOB訪問に行ったのであれば、聞きたいことをとにかく企業人に聞きまくりましょう。

事前に考えられる限りの質問を考えていくべきで、思いつくのであれば50個でも100個でもOK。

実際に私がOB訪問を受けた就活生の中には、スマホに質問をたくさんメモしてきて「1個ずつ質問してもよろしいですか?」と聞いてくる人もいましたので。

ただ「そんなに質問が思いつかない」という方は、弊ブログ記事で『OB訪問で聞くべき質問集』をまとめております。

ぜひご参考にしてもらえれば幸いです…!

 ■ 関連記事:理系学生に役立つOB訪問で聞くべき49の質問リスト【これでOB訪問は完璧】

 

5. 「内定に直接繋げる」という邪な考えは持たない

企業にもよりますが、少なくとも研究開発職(R&D職)において、『OB訪問が内定に直結すること』はないと思います。

なぜならOB訪問で来てくれる若手社員R&D職は、基本的に人事権を持たないためです。

決定権は研究所長クラスの方々にあるので、就活生の皆さんは絶対に「OB訪問で来た社員に媚を売る」みたいなことは考えないでほしいなと。

媚売っても内定率は変わらないですし、むしろ相手が変な人だったら、調子づかせてトラブルに発展してしまうリスクがあるかもしれません。

あくまでOB訪問は『企業のリアルな情報』を得るために実施すべきで、『内定』を獲るために実施するものではないと意識しておきましょう!

 

6. 自己分析と企業研究は絶対にしておく

これは企業人としてぜひ就活生にお願いしたいのですが、自己分析と企業研究は絶対にしてから臨んでください…!

自己分析がしっかりできていると、企業人と話すことで『この企業は自分に合っている/合っていない』という判断がしやすくなるからです。

そして企業研究を徹底的にしておくと、企業人に聞く質問の質が上がります。

それは企業人に「お、この就活生はしっかり調べてきている。本当にウチを受けたいんだな」と思わせることが可能。

あなたの本気度が伝われば、より本音で話してくれる可能性も増えますよ。

 

しかし、くれぐれも「何も調べずにとりあえず来てみた」というのは避けてください。

「御社が良い企業って話はよく聞くのですが、何も調べてきてないので、御社の良い所とか隅から隅まで教えてください!」

と聞いてくる就活生とお会いしたことがありますが、さすがにそれは「早く帰りたいな」と思いましたので…。

『企業人は就活生が自由に活用できる駒ではない』ので、ぜひ企業人に「今日は来て本当に良かった。絶対ウチに来てね!」と思わせる事前準備をしてきてください!

 ■ 関連記事:OB訪問で「失礼だな」と感じてしまうダメな学生の特徴3つ【実例あり】

 

7. その日のうちに必ず御礼メールを送る!(絶対に、絶対に送る)

OB訪問が終わったら、その日のうちに必ず『御礼メール』を送りましょう。

「どんな内容を送ればいいの?」とお悩みの就活生も多いと思いますが、企業人は内容をそんなに気にしてないのでご安心を。

企業人側としては「就活生の役に立ったかな?」くらいが気になっているポイントなので、OB訪問の感想をさらっと2~3行で書いてあげると良いですよ。

相手を感動させるような文章を延々と考えるくらいなら、5~10分くらいで2~3行書いて“早く”送信した方が絶対良いです。

「内容は気にしないけど、せめて御礼メールくらいは送ってくれてもいいのでは…」と思う企業人はそれなりにいると思うので、サクッと送ってしまいましょう。

 

 

OB訪問を有意義にするには事前準備がモノを言う。

というわけで『OB訪問の目的』『OB訪問の心構え』に関して解説しました。

OB訪問は事前にどれだけ準備できるかが肝で、ここを妥協せずにやってきた就活生は話しているとわかります。

良い質問をしてくれて、かつこちらが聞いた質問に対しても「なるほど…!」と感心する回答をしてくれる就活生はやはり好評価ですね。

若手社員に人事権はないといえど「この就活生にはぜひウチに来てほしい」と思ってもらうことができれば、OB訪問で聞ける内容の質は跳ね上がるでしょう。

価値の高いOB訪問にするためにも当記事を参考にして、事前準備に取り組んでみてくださいね。

 

それでは第6回の内容は以上です。

ご一読ありがとうございました!

 

次回は「面接で失敗しなくなる心構えや事前準備とは?おすすめの対策方法」に関する内容をお伝えします。

次回もお楽しみに!